カテゴリ:アート



06日 8月 2016
野暮用で急遽絵を吊り下げる専用の紐を入手せんなければならなくなったのですが、僕は今まで絵を恒久的に展示する機会というものがなかったので、絵を吊り下げる紐もホームセンターで買ったものとかワイヤーで済ませていました。で、絵画専用の紐と言われて「???」とつい思ってしまい、「これはヤバい・・・」と感じながら急いで画材屋やらネットやらで紐に関する情報を仕入れたわけです。  それで、調べてみると一口に絵画用の紐と言っても様々な種類があり、強度もピンキリであることが分かりました。まず、ホームセンターで売っている様な綿の紐よりも化学繊維の方が強度があり、長期間の展示にも耐えうるということ。化学繊維にはクレモナ、ケブラー、ナイロン、アクリル、パイレンなどの種類があり、中でもケブラーは防弾チョッキの素材に使われるほどの強度を誇り、かなり頑丈とのこと。  然しながら、画材屋に行っても場所によってはこうした紐の種類を取り揃えているところは意外に少なく、探すのは結構な手間が掛かります。ようやく見つけても、キチンとした耐荷重量を記載していない場合もあって少々心配になってしまいますね。  ただ、ネット通販では結構こういった商品が出回っていることが多く、耐荷重量や用途もしっかり記載されているものが多いので、手早く確実に入手する場合はネットを利用した方が良いかもしれません。  あと、これは個人的な感想ですが、画材屋よりも額の専門店の方が吊り紐は入手しやすいかと思います。また、そこまで専門的にならなくても、最近のホームセンターには(これも場所にもよりますが)結構な種類の紐を取り揃えており、中にはビックリするような耐荷重量を記載しているものも多いので、そういった場所で手に入れるのが一番手っ取り早いのかもしれませんね。  吊り紐にしろワイヤーにしろ、摩擦や疲労によっていずれは劣化していくものですから定期的な点検を施す必要があることには変わりありません。が、せっかくの作品ですから大事に扱うに越したことはありませんよね。その為には吊り紐一つと言えどしっかりとしたものを用意する心構えくらいは必要かと思います。 ・・・という大事なことを今更ながら気づく作者でした。
03日 6月 2016
 現在作品プランを幾つか練っていて、それらを実現させる為に公募・コンクールに応募したりしてるのですが、未だ実りは少なくという感じです。去年から現在に至るまで大々的に作品を発表する機会が殆ど無いので、期待されている方には申し訳ない気持ちになってしまうのですが、焦らず、熟考を重ねながら良い作品案を打ち出せればと思っています。公募展やコンクールの為に作品を発表するのでは無く、自分の考えを受け入れて頂ける場所を探すことが目標なので、それ自体には少し時間が掛かってしまうと思いますが…  先日、伊藤若冲の作品に関する本を読みました。『若冲BOX FIVE COLORS』という題の画集でしたが、赤・白・緑・灰・黒の五色のセクションごとに若冲の作品を分類し、解りやすい解説をつけ、若冲のことをあまり知らない僕でも読みやすい本になっていました。伊藤若冲は言わずと知れた江戸時代を代表する「奇想の絵師」ですが、僕自身は高校時代に美術の教科書で代表作の樹花鳥獣図屏風(様々な動物が描かれたモザイク画っぽい作品、と言えばわかりやすいかと思います)を見て、その時は「変わった描き方をする人だなぁ」という印象を持った程度でした。  その後京都などで若冲の作品を直接目にする機会が何度かあったのですが、やはり若冲は大人気なので展覧会の度に長蛇の列が出来、一度として作品をゆっくり直に見るという機会は無かったと思います。なので僕が若冲の作品をイメージするときに思い浮かべるのはいつも図版や画像としてのものであり、そういう意味ではダヴィンチの「モナリザ」とかムンクの「叫び」みたいに、既に世間に定着した象徴的なものとしてのイメージが強かったように思います。  なので今回、鮮やかな図版でじっくりと細部まで作品を見て、若冲作品の魅力を感じ取ることが出来たのではないかと思います。裏彩色や筋目描きの技法など、若冲ならではの描画方法を見て取ることが出来、色々と参考になる部分があったので、何か自分の中で活かすことが出来れば…と考えています。  何にせよ色々な作品を見ることは目の保養にもなるので、作業の合間に出来るだけこういう時間を持ちたいと思う今日この頃でした…
13日 5月 2016
 月日が流れるものは早いもので、このHPが開設されてからもう2年が経過しました。ブログも不定期更新&超スローペースなもので、見てくださっている方がいるかどうかは分からないですが、わざわざ見にきて下さる方がいれば、お礼申し上げます。これからもこんな感じの更新になると思いますが、それでも宜しければゆっくりとしていって下さい。  ...
14日 3月 2016
 もう3月も半ばか…としみじみ感じてしまう私ですが、制作の方はそれなりに進んでおります。ここのところはアナログの作業半分デジタルのそれが半分といった感じです。…というところで以下デジタル方面での作品を載せときます。
26日 1月 2016
 今回は前回の続きである、作品を設置する場所についての話になります。前回までは作品を設置する場所の多様化について話しましたが、今回は更に展示風景というものについての考察を重ねたいと思います。...
21日 1月 2016
二週間ぶりの投稿となります。新年に入りまして様々なニュースが飛び交っていますが、僕の生活自体は何ら変わることなく、相変わらずの日々を送っております。新年に入ってから新作をバタバタと鋭意制作中ですので、お見せする機会がありましたらまたその都度ご報告いたしたいと思います。...
05日 1月 2016
 皆さま、新年明けましておめでとうございます。この2016年、皆さまにとって実りある1年になりますよう、願っております。...
28日 12月 2015
 久々の投稿となります。ここ数日間、来年へ向けた作品の方向性や構想を練ったり少し早めの大掃除をしたりなどでちょっと更新が滞っていましたが、再開したいと思います。恐らく今年最後の投稿となりますが、最後もダラダラとした感じで締めくくらせて頂きます。  ...
11日 12月 2015
 今年も残りわずかとなりました。年を重ねるにつれて1年が過ぎるのがとても早く感じるようになりました。制作に没頭していると時間が本当に早く流れてしまいます。集中出来ているのはいいことなんですが、その分時事に疎くなってしまって世の中で起きていることが分かりにくくなってしまうのは困りごとです。  ...
04日 12月 2015
12月に入り、益々寒さが厳しくなりました。前回投稿させていただいた話の続きになります。...

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