暑いか寒いか

 気候も随分と涼しい…というよりは寒冷なものになってきました。僕は暑い時よりは寒い時の方が頭の中はすっきりして物事を考えやすいので好きですが、これは好き嫌い分かれるだろうな、とは思います。「暑いのと寒いのどっちが嫌い(好き)?」っていう質問は誰しもが一回は受けたことであろうかと思いますが、まぁ世間的にも半々ぐらいで意見が分かれるんじゃないでしょうか。…地球温暖化のことを考えたら寒くなった方が良いんじゃないかなーとか馬鹿っぽいこと考えてますけど、氷河期レベルまで寒くなってしまったらそれはそれで嫌なんで…厳密に言えば氷河期っていうのは地球上に氷床がある時代を言うらしいので、現代も氷河期ということになるらしいですが…あんまり実感わかないですね。

 要は極端に暑いのも寒いのも嫌いなんだけど季節は必ず廻ってくるものだし文句言ってもしょうがないんですよね。うん。気候的に過ごしやすい今を楽しめってことです。

 さて、芸術家とか制作者にとってはどうなんだってことですよね。よく冬の方が手がかじかむんで絵描きにとってはやりにくいって話を聞くんですけど、個人的にはあんまり影響は感じませんね。それは、昔に比べれば暖房器具や施設が本当に充実してるってことが大きいですかね。ま、文明の利器には本当に感謝しっぱなしです。それでもやっぱり絵描きにとって冬は不便な季節というのは本当のことで、というのも僕は今殆どアクリル絵の具を使っているのですが、油絵具は暑いのと寒いのでは乾き具合に凄く差が出るんです。油絵具を使った経験のある人はわかると思うんですが、寒いと絵が乾かないんですよホント。僕も油絵具使う前はずっと、「絵の具って寒くて乾燥してる方が乾くんじゃないの?」と思ってたんですが、それが全くの勘違いで驚いた思い出があります。大学で油絵の実習があるんですけど、よくストーブの前に絵を置いてそれを乾かしたりしてましたね。後は温風ドライヤー使ったりとかもありました。勿論使用する油各種の性質によって乾き具合に差が出るのですが、その取扱いには結構苦労した記憶があります。勉強になったので今となってはいい思い出ですが。


 寒さ対策も進めつつ制作へ戻ります。体調だけは崩さないように注意しないといけませんね。